vol. 010
hugm voice満緑(みりょく)カフェ&ショップ 静岡 古民家カフェ代表
河合 舞さん
過疎化が進み長熊を離れて行く人が多い中、長熊の良さを知ってもらい、 大切な故郷がこの先も受け継がれていきますようにと考え、「満緑(みりょく)カフェ」を始められた舞さん。緑が満ちている自然豊かな場所から、長熊の魅力を発信し続けていらっしゃいます。
やっぱり「長熊」が好き!
--この仕事を始めたきっかけは?
元々、この地で生まれ育って、高校は街の高校に通い、大学は東京の大学に行きました。6年前に静岡に帰ってきて、百貨店勤務をしていましたが、空調(冷房)により体調不良に。夏もホッカイロをしたりして調整していましたが、やはり空調が苦手で。お仕事を辞める事になりました。
体調を崩し、アーユルヴェーダを習っていた事もあり、サロンを始めようかなと。その時ちょうど妹がキャンドルを作っていて一緒に何かできないかな?と話していました。
過疎化している地元ですが、自分自身はとても魅力を感じていました。長熊で過ごすうちに体調も回復していったことから、地元、里山の持っている魅力を発信していきたいと思うようになりました。
古民家の雰囲気が「新しい!エモい!」
--仕事の中でやりがいを感じる事はありますか?
お客様に「良い所ですね~」って言われた時、やってて良かった~と思いますね。年配方はこの雰囲気が「なんだか懐かしい~」と、若い方たちにとっては古民家の雰囲気が「新しい!エモい!」と楽しんでいただけています。この建物自体は100年以上経ってるので、色合いとか古さとかは新しく作っても出せない色や雰囲気なんだと思います。
生まれ育った所で、周りにお店等何もない所だったのですが、突然始めたこの場所に魅力を感じてお客様が来てくれるのがここをやってて良かったと思う瞬間でもありますね。
祖父母のように生きる!それが憧れです。
--人生の中で憧れている人はいますか?
祖父母ですね。もう亡くなってしまったんですが、ホントに健康で元気でした。それは、きっと長熊のパワーをたくさんもらっていたからなんでしょうね!元気に死ぬってこういう事なんだなぁというのを教えてくれたのも祖父母です。祖父母がやっていたように、農作業をして地元で育ったものを食べて過ごす。
始めた頃は農作業の服もオシャレな物を…なんて思っていましたが、実際やり始めたらやっぱり昔から使われている農作業用の服が理にかなってるんです。そういう事ってやってみないと分からないし、今も学びながら作業しています。
「長熊」にいるだけで、自然からたくさん元気をもらっているんです。季節の巡りを大切に生活する。野の花を飾る、幸せを実感する。そんな毎日を送りたいと思っています。
温泉宿を作る!
--将来の夢はありますか?
昔、この地域には冷泉が出ていたみたいで、近所の人たちが入りに来たりしていたみたいなんです。だから、その冷泉を復活させて、温泉宿にするのが夢ですね。クラウドファンディングでカフェの奥の場所を改築して宿を始めたので、そこに冷泉を温めて入れる温泉もあったら最高だなと思いますね。
この仕事を通じて、この場所がずっと後世に繋がっていってくれるようにしたいです。そのためには、ここに人が住み続ける必要がありますし、移住してくれる人も増えたり、この「長熊」の地を知ってくれる人がもっともっと増えていってくれたらいいなと思います。
hugmシリーズを使ってみて
(モニターとしてご使用いただきました)
--hugmシリーズを使ってみていかがでしたか?
シャンプーは指通りがなめらかですごく気持ちよかったのと、香りがすごくいいなと感じました。私自身毎日シャンプーする派ではなく、シャンプー1本で満足できました。
母は、トリートメントと一緒に使用するのが好きだと言っていました。私は、普段からトリートメントを使用していないので、予定が合ったり、まとまりが欲しいなという時にホントに少量でトリートメントを使用しましたが、しっとりした使用感で満足できました。
オイルは伸びが良くて、顔に主に使わせてもらいました。さらっとしていたのでとても使い心地が良かったです。顔に塗った後、髪やかかとにも使いました。香りが本当に良いのでそのまま眠ったら気持ち良いなと夜に使う事が多かったです。
--茶の実オイルは知っていましたか?
この辺りも茶農家さんが多くて、最近は耕作放棄地の問題も出てきています。茶の実オイルはおばあちゃんが昔茶の実油で髪を洗っていたよ!と言っていたのですごく興味があったんですが、圧搾が大変で自分ではなかなかできなかったので、茶の実オイルが配合されたシャンプーがあるんだ!とびっくりしました。良いものはしっかり後世に繋がっていくんですよね。
編集後記
生まれ育った場所だからこそ分かる、知っている地元の良さ。知っているだけでは後世には繋がっていかない。しっかり自分たちで体現していかないといけないんだなという事を舞さんたちから教わったように感じました。今年から、舞さんの旦那さんも一緒に経営に携わるようになったそう。2人の力で「長熊」の未来が明るく照らされているように感じました。まだまだ、発展途上。これからの変化がとても楽しみな場所です。次回お伺いする時にはまた新しい事が始まっているかも?と期待してしまいます。山道を通って開けた場所にある「満緑(みりょく)カフェ」ぜひみなさんも一度足を運んでみてください!