KANEKO SAORIさんインタビュー

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今を輝く女性のインタビュー
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KANEKO SAORI
キッシュと焼き菓子の専門店「œuf」オーナー

35歳(取材当時)、静岡県出身。キッシュだけではなく、焼菓子や自家製レモネードの人気も集めているキッシュと焼菓子の専門店「œuf(ウフ)」を経営。

ワーキングホリデーで滞在したオーストラリアでカフェの魅力に触れ、帰国後飲食店勤務の傍ら食品衛生責任者を取得。キッシュと焼菓子の専門店「œuf(ウフ)」を立ち上げたKANEKO様。これまでの歩みや、「œuf」の魅力、そして今後の夢をたっぷりと語っていただきました。

オーストラリアで出会った飲食の魅力

オーストラリアで出会った
飲食の魅力

キッシュの専門店を作ろうと思ったきっかけは?

KANEKO:小さい頃から海外の街並みや雑貨が好きで、「いつか住んでみたい」という夢がありました。高校を卒業してお金を貯め、22歳の時にワーキングホリデーでオーストラリアに1年滞在しました。その時に滞在していたメルボルンという地域には、カプチーノやラテアートを楽しめるカフェがたくさんあったんです。あちらでは、朝からカフェに立ち寄るのが日常です。一杯のドリンクが人の心を魅了することを知り、飲食へ興味を持ちました。

帰国後すぐにお店を立ち上げたのですか?

KANEKO:23歳で帰国後、ビストロカフェなどで働いていました。日本では、キッシュをメインにしたお店が少ないので、「お腹いっぱい熱々のキッシュを頬張ることができるお店」を作りたいと。30歳になった頃に、独立開業を見据えて食品衛生責任者の資格を取得しました。2019年にœuf を立ち上げ、マルシェ出店や間借り営業を経て、2020年の9月20日に現在の卵型キッチンカーに移転しました。

「温かいキッシュ」の感動を伝えるために

「温かいキッシュ」の
感動を伝えるために

キッシュ専門店をオープンするにあたって、影響を受けたものはありますか?

KANEKO:そうですね…。試作も沢山しましたし、食べ歩きもしましたね。日本には専門店が少ないので、29歳の頃にキッシュ発祥の地である、フランスのロレーヌ地方までキッシュを食べに行ったこともあります。けれどもキッシュは、フランスではお母さんの作る卵焼きのようなものなので、専門店というと本当に少なくて、「キッシュを食べにここまで来たの?(笑)」と笑われてしまいました。

日本と外国のキッシュには、どんな違いがあるのでしょうか?

KANEKO:日本のキッシュって、薄かったり冷たかったりしますよね。けれども、フランスのものは熱々だとふわふわでとても美味しい。茶碗蒸しやオムレツに近いイメージです。フランスのキッシュは、5㎝くらいの高さがあって、酪農が盛んなこともあり乳製品の質が良いので、どこで食べても生クリームやチーズの香りがしっかりとしていて凄く美味しいんですよ。

そんなに違いがあるんですね!

KANEKO:そうなんです。脇役になりがちなキッシュですが、ふわふわ、熱々のキッシュを頬張った時のあの感動を、みんなに知って欲しかったんです。

知識も経験もゼロからのスタート

色んな人の手助けを受けて
今がある

お店の立ち上げの際には、様々なご苦労があったと思うのですが。

KANEKO:そうですね。キッシュは生地から手作りしていますが独学で学びました。沢山試作をして、香りの組み立てやパイ生地を安定して焼く方法を研究しました。先輩方にアドバイスを頂いたり、助けて頂くことばかりで。出店の際も、1人では分からないことばかりだったので、先輩方にとにかく連絡をして、凄く助けて頂きました。一人では開店できませんでした。とても感謝しています。

「œuf(ウフ)」のこだわりを聞かせてください。

KANEKO:「頬張った瞬間うふっとなる その一瞬を大切に 白ワイン片手に頬張りたくなる キッシュと焼菓子」をテーマにしています。お食事シーンだけではなく、白ワインとのマリアージュも考え、メニューを組み立てています。常時4~5種類のキッシュに、クッキーやパウンドケーキも数種類揃えています。店舗作りも、来てくださったお客様が笑顔になれるような、ほっこりとしたイメージで考えています。

世界中の人にキッシュの魅力を伝えたい

世界中の人に
キッシュの魅力を伝えたい

お店を運営する上でのやりがいはどんなことですか?

KANEKO:毎日色んなお客様にお会いできるのがすごく楽しみです。メールなどで、感想やお写真を送って頂く事もあるのですが、とても励みになり嬉しいです。Instagramなど、SNSを通じて足を運んでくださる方がいらっしゃるのもありがたいです。

今後、挑戦してみたいことはありますか?

KANEKO:県外に出店をしたことがないので、機会があれば県外の方にも出店してみたいですね。作家さんの作品展や、ワークショップなど、œufを通じて色々な世界観を広げていきたいです。世界中のたくさんの人にウフのキッシュを知っていただけたらうれしいな。おばあちゃんになってもキッシュ屋さんをやっていたいですね。

仕事だけではなくプライベートも大切に

仕事だけではなく
プライベートも大切に

開店1年目だとお忙しそうですが、プライベートの時間はどのように過ごされているでしょうか?

KANEKO:プライベートでは、国内外問わず旅行に行ったり、友人と食事やお酒を楽しんだりしています。ヨガを習っていたのですが、最近はYouTubeを活用してオンラインでやっています。お友達と美味しい物を食べたり、綺麗な景色を見たりして、みんなで楽しい時間を共有するのが好きです。一人の時には映画を観たり、アクセサリーを作ったりして過ごしています。

健康のために心掛けていることはありますか?

KANEKO:湯船に浸かることと、睡眠をしっかりとることを心掛けています。入浴はなるべく毎日、1時間くらい湯船に浸かっています。眠る前に睡眠の質を高めるために、約5分ストレッチをしていて、睡眠時間は大体6時間くらいでしょうか。それと、水分を良くとるようにしています。私は実家がお茶屋だったこともあり、飲み物がすごく好きなんです。ルイボスティーは昼夜問わずに1日中飲んでいます。香りが良くて癖がないし、甘みが強くないのも良いですよね。

いつも・いつでも傍におきたい味

いつも・いつでも
傍におきたい味

ルイボスティーはいつ頃から飲んでいるのでしょうか?

KANEKO:ルイボスティーを知ったきっかけは、20年くらい前にお伺いした、お友達のご実家のサロンです。その頃はまだルイボスティーが一般的ではなかったんです。紅茶も、アールグレイとかダージリンくらいしか触れていなかった。そんな時にルイボスティーに出会って、「何この香り?」って衝撃を受けました。

プレミアムオーガニックルイボスティーについてお聞かせください。

KANEKO:プレミアムオーガニックルイボスティーは、他のメーカーさんの物より香りが濃い気がします。風味がしっかりとしているのも印象的です。体を冷やさないために1年中ホットで飲んでいます。アレンジはせず、ストレートで頂くのが好きです。

毎日のワタシに欠かせない原動力

毎日のワタシに
欠かせない原動力

ルイボスティーの魅力はどんなところでしょうか?

KANEKO:ルイボスティーを飲むとホッとします。中国で作られる紅茶(キームン)に近いクセがあるけれども、フレーバーのように気分やタイミングを選ばないのも良いですよね。紅茶も好きなのですが、気分に合った「コレ」っていうのがないと、私は大体ルイボスティーをセレクトします。飲める時が限られる飲料もありますが、ルイボスティーはほうじ茶みたいにそういうのが無い。味と香り、そして綺麗な色も好きです。

長年に渡って愛飲なさっているんですね。

KANEKO:ルイボスティーってノンカフェインですよね。私の実家はお茶屋さんで、自身もコーヒーを淹れる仕事をしていたこともあり、カフェインに抵抗はありませんが、タイミングを気にせず、いつでも楽しめる飲み物なので、お友達や家族で一緒に楽しめるというところも大好きです。

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キッシュと焼菓子の専門店「œuf(ウフ)」オーナー ∕KANEKO SAORI
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