山田ゆう子さんインタビュー

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今を輝く女性のインタビュー
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山田ゆう子
タヒチアンダンス講師

33歳(取材当時)、栃木県出身。ダンススクールを主宰し、タヒチアンダンスのレッスンをする傍ら、バレトンという新しいジャンルのエクササイズも教える。

タヒチアンダンスの講師として活躍される、山田ゆう子様。幼少期からさまざまなジャンルのダンスを経験し、20歳で出会ったタヒチアンダンスの魅力にひかれ、講師・独立の道へ。大人も子どもも明るく健康でいられるために邁進される山田様の、お仕事やプライベート、健康・美容法について詳しく教えていただきました。

「ダンス、好きだろう」父の一言がきっかけで出会ったタヒチアンダンス

「ダンス、好きだろう」
父の一言がきっかけで出会った
タヒチアンダンス

現在のお仕事内容を教えてください。

山田:ダンススクール「ORI MANU」を主宰し、タヒチアンダンスのレッスンをしています。タヒチアンダンスの講師としての経験は、もう11年目くらいです。ORI MANUの生徒さんは、仕事帰りに通ってくれるOLさんや、平日のお昼のレッスンであれば、子ども連れのママさんたちが多いですね。最初はほとんどの人がダイエット目的でいらっしゃいますが、習っていくうちに「もっと上手になりたい」「イベントでいろいろな曲を踊りたい」という目標が生まれています。
あとは「バレトン」という、比較的新しいジャンルのエクササイズも教えています。音楽に合わせてスクワットやバレエの動きをしたり、腹筋・背筋をトレーニングしたりしていますね。

どのようなきっかけで、タヒチアンダンスを始めたのですか?

山田:高校生のときに、医学部を目指して一生懸命勉強していましたが、うまくいかなくて……。
精神的にかなり落ち込んでいる私を見た父が、「お前ダンス好きだろう。自分の楽しめることをやってみたら?」と言ってくれたんです。もともと、クラシックバレエが大好きな母の影響で、バレエやジャズダンスを経験していましたが、そのときはもう、ダンスが好きなことを忘れているくらい思い詰めていました。でも、父の何気ない一言がきっかけで、もう一回踊ってみようかなと思えて。大学への進学は諦めて、バレエや社交ダンス、ヒップホップなどいろいろなダンスを習い始めました。そして、20歳くらいのときに出会ったのが、タヒチアンダンスです。

気持ちが高鳴るほどの衝撃から、本場タヒチへ

気持ちが高鳴るほどの衝撃から、
本場タヒチへ

母が小学校の教師だったのですが、教え子にタヒチアンダンスで有名な方がいて、ショーに招かれたのがきっかけでタヒチアンダンスを知りました。初めて見たときは、踊っている人たちがとにかく楽しそうだったのと、表現がダイレクトに伝わってきて、観客側の私の気持ちが本当に高鳴るのを感じて。今までのダンスとはちょっと違うかも!と。
当時は、早朝にバイトをして、日中ダンスのレッスンを3つくらい受けて、夜またバイトに行く、という生活をほぼ毎日繰り返していましたが、ダンスの仕事で独立するために、ジャンルを1本に絞りたいという思いがありました。タヒチアンダンスに絞るか悩んだ末、「現地に行って確かめてみて、もし魅力をあまり感じなかったら、タヒチアンダンスはここで辞めよう」と思って。

そして、本場タヒチに行かれたのですね。

山田:はい。タヒチアンダンスを始めて1年半くらいの頃でした。タヒチでは、70代のおばあちゃんでも若い人と一緒に楽しそうに踊っていて、「このダンスはいくつになっても楽しめるダンスなんだ!」とグッときましたね。あとは、タヒチアンダンスは文化的なダンスなので、踊っている人たちがタヒチのポリネシア文化をとても愛しているんです。その文化への愛や敬意を持って踊っているというのが、とても新鮮でした。1か月滞在して、タヒチアンダンスに絞ろう、講師になろうと決めました。

一人ひとりの可能性をもっと引き出したい

一人ひとりの可能性を
もっと引き出したい

どのようなタイミングで独立されたのですか?

山田:帰国後、タヒチアンダンスの講師を募集しているところに雇ってもらい、8年くらい勤めました。でも、そのダンススクールがなくなってしまったので、それをきっかけに独立、という流れですね。貸しスタジオで定期的にレッスンを開催したり、自宅からオンラインレッスンをやったり。
コロナの影響と、私の出産の影響もあって、ここ1年は土日メインで開催していましたが、習ってくれる人の時間とお金を無駄にしないように、内容の濃いレッスンを心がけています。あとは、大人でも、ダンス未経験でも、練習すればできることはすごく増えると思っているので、自分の実力の3つ先くらいを常に見据えて、練習に取り組んでもらっていますね。

生徒さんの可能性を引き出してあげたいという思いが強いのですね。

山田:そうですね。そのために、私自身も貪欲にダンスに取り組む姿勢を見せるようにしています。今はコロナの影響で、オンラインのコンペティションがたくさん開催されていますが、生徒さんと一緒に出場して、もっと上手になりたいと思ってもらえるようにしていますね。そういう姿勢もあって、出産から1年後には、Tahiti Heiva in Japan (タヒチ ヘイバ イン ジャパン)オンラインコンペティションという大会の、28〜33歳の部門で、初めて優勝することもできました。

大人も子どもも明るく健康でいられる環境を

大人も子どもも
明るく健康でいられる
環境を

お仕事をされるうえで、大変なことはありますか?

山田:独立してからは、全部自分で決めて挑戦していかなければならないので、アグレッシブな気持ちじゃないと続けられないと感じています。でも、心穏やかなメンバーが多いので、つらいと感じることはあまりないです。楽しさとか充実のほうが大きくて、やっぱり根底にあるのは、タヒチアンダンスの楽しさをみんなにも味わってほしい、という気持ちですね。自分自身、ダンスを再開したことで精神的にも健康になれたし、筋力もついて太りにくい体にもなりました。なので、タヒチアンダンスを踊ってくれる生徒さんにも、明るい気持ちで、ずっと健康でいてほしいという思いがあります。
もし、経済的に今月はあまりレッスンにでられないかも、という人がいても大丈夫ですし、子どもや赤ちゃんを連れてきてももちろん大丈夫です。一人ひとりの意見を尊重して、なるべく心身の負担がないように、長く楽しめる環境をつくってあげたいな、と。

今後の目標を教えてください。

山田:子ども向けのクラスをつくろうと思っています。私も3歳からダンスをやっていたので、見よう見まねでやるだけでも、楽しいんじゃないかなって。このお仕事は、できればずっと、死ぬまで続けたいと思っています(笑)。自分が健康な間はやっていきたいな、と。

子どもと向き合いながら自分の好きなことを充実させる

子どもと向き合いながら
自分の好きなことを
充実させる

お仕事以外の、普段の生活を聞かせてください。

山田:仕事以外は、子どもとずっと一緒にいる生活なので、子どもをおんぶしながら趣味でフラワーアレンジメントをやっています。自宅で自由にお花をいけるときもあれば、生花教室に通うこともありますね。子どもと向き合い続けているとすごく大変、と思いがちですけど、子どもと一緒に自分の好きなことをしていると、とても充実しているように感じます。

体が目覚めるホットのルイボスティーがお気に入り

体が目覚める
ホットのルイボスティーが
お気に入り

健康や美容のために何かされていることはありますか?

山田:健康面はやっぱりタヒチアンダンス、そしてバレトンですね。生徒さんたちと全身くまなく鍛えているので、仕事が健康に直結しているという感じです。食べ物であれば、ご飯に少し玄米を混ぜたり、とにかく野菜をたくさん食べたりといったことですかね。水分は、なるべく冷たいものを避けるようにしていて、運動するときは、いつもルイボスティーを持ち歩いて飲んでいます。ルイボスティーは、小学生の頃に母がつくっていて、よく飲んでいた記憶が……。

プレミアムオーガニックルイボスティーは、どのようなところがお気に入りですか?

山田:味がスッキリしていて、とても好きです!私は麦茶が苦手ですが、ルイボスティーだととても飲みやすいですね。朝は必ずコーヒーを飲みますが、そのあとの水分補給としてルイボスティーをホットで飲むと、体が目覚めるような感じがします。体にすごくいいことをしているような気分にもなりますし(笑)。 水出しの場合は、より爽やかで飲みやすく感じます。
子どもには、初めはリンゴジュースで割ってあげていましたが、今では割らなくてもごくごく飲むようになりました!オーガニックなので、大人も子どもも安心して、たくさん飲めますよね。エコの観点からも、子ども用の飲み物を、ペットボトルでその都度買うということは避けたいので、すごく重宝しています。ティーバッグなので、簡単に淹れられるのも、片付けが楽なのもうれしいポイントです。