The Rooibos harvest ルイボスの収穫

ルイボスの産地として最も有名な場所は南アフリカ・ケープ州にあるセダルバーグ山脈一帯です。ルイボスの収穫は、その麓から山頂にかけて行われます。

(ちなみに、ティーライフが原料を仕入れている提携メーカー様では、年々需要が高まっているルイボスの収穫量を確保するために、南アフリカ最南端の岬近くにあるサザンケープエリアでの産地開拓に独自に成功しました。プレミアムオーガニックルイボスティーの茶葉は、セダルバーグ山脈一帯のものだけでなく、このサザンケープで収穫された茶葉も使用されています。)

ルイボスの収穫期は、12月に「早摘み」するところもありますが、基本的には1月から3月に行われます。その作業は驚くことに、カマをもって手作業で行われます。

ルイボスの収穫

ルイボス畑は自然そのものの状態に近く、国の貴重な自然植物なども生えているため、それらを保護しながら収穫するには機械作業では難しいためです。オーガニック栽培を行う畑では、より一層の手間がかかります。
また、収穫時期は炎天下の中で行うため、とても過酷な環境です。鹿や猪などの野生生物が出没したり、雨が降ると落石が発生することもあります。そのような中でも、農家さんは1日当たり最大1,200kg程のルイボスを収穫すると言われています。

ルイボスの収穫

収穫時には次のことに気を付けなければなりません。 まず、収穫期を迎えたルイボスはその時に刈り取らなければなりません。そのまま放置しておくと、水分不足で葉が落ちてしまったり、ダメージを受けて枯れてしまうことがあるからです。 また、カマで刈る際には、ルイボスが再生しやすいように、昨年カットした位置から10cm程上の位置でカットをする必要があります。十分な葉を残すことで、翌年も立派な葉をつけてくれます。

ルイボス畑では、ルイボスの収穫を5回行うことができます。苗を植えて翌年の収穫期に1度収穫し、そこから1年おきに5回収穫します。5回収穫したら畑を1年休ませ、その後小麦を栽培・収穫し終えたら、またルイボスを植えていきます。
このようにルイボスは連作(毎回、同じ場所に同じ作物や同じ科の植物を栽培し続けること)を行いますが、連作を行うと畑の土壌中の養分バランスが崩れてしまうため、途中で畑を休ませたり、小麦の栽培をするなどして、次のルイボスの栽培・収穫を行っています。

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