私たちが持つ脂肪細胞「白色脂肪細胞」「褐色脂肪細胞」のうち「褐色脂肪細胞」は発熱する性質があり、持っているだけでカロリーを燃やしてくれるダイエットには有難い細胞です。

ところが、急激なダイエットをすると、私たちの体は「厳しい環境の到来だ! 安静時にエネルギーを使って発熱させていては生き残れない」と褐色脂肪細胞を減らしてしまいます。

これによって基礎代謝が下がって痩せにくく、リバウンドしやすい体質になってしまうのです。

また急激なダイエットが骨粗しょう症のリスクを高めることも報告されています。
先ほども述べたように急激なダイエットは基礎代謝を下げ、リバウンドしやすくなります。

地道にコツコツと1ヶ月に500g~1kgくらいの減量を目標に緩やかなダイエットが理想です。

まずはよく噛んでゆっくり食べる習慣を身につけること。
満腹感を感じるためのホルモン、レプチンは食べ始めてから20~30分後に分泌されます。

また早食いや空腹時に甘いものをいきなり食べるのは血糖値も急激に上昇し、脂肪をため込みやすくなります
空腹時に甘い炭酸ジュースや砂糖菓子のようなものを食べることはやめましょう。

ただし、どうしても小腹が空いてしまったり、飢餓感を感じるようであれば、カロリー少なめで血糖値をあまり上げない、もしくは緩やかに上げるものがおすすめです。

糖質が少なくて食物繊維が多めな食品であるナッツ類やおからを使ったクッキーなどを、有り難くゆっくりよく噛みしめて、食べ過ぎない範囲でうまく取り入れることは良いと思います。