「医薬品・医薬部外品・化粧品」の違いとは?

「医薬品・医薬部外品・化粧品」の違いをご存じですか?
スキンケア用品や衛生用品を買う時に何となく見るけど、違いがよく分からない・・・
という方も多いかと思います。

今回は「医薬品・医薬部外品・化粧品」の違いを、分かりやすく説明したいと思います!

「医薬品・医薬部外品・化粧品」の違いはコレ!

結論からお伝えしますね。
この3つの違いは『有効成分の効果と目的』です。

●「医薬品」の目的:病気の治療
●「医薬部外品」の目的:予防と衛生
●「化粧品」の目的:清潔・美化。さらに魅力を増すこと・健やかに保つこと

効能や効果の高さは、「 医薬品 > 医薬部外品 > 化粧品 」 の順番となります。

以上を踏まえて、もう少し詳しくみていきましょう。

「医薬品」をもう少し詳しく

「医薬品」は主に、「病気やケガの治療や予防」を目的としています。
厚生労働省より有効成分の効果が認定されている成分が配合されているものを指していて、大きく2つに分類されます。

1つ目は医療用医薬品、病院などで診察後に処方されるものですね。これは処方箋が必要となります。
2つ目は一般用医薬品、こちらは医師の処方を必要とせず、処方箋がいりません。ドラッグストアや薬局などで購入できます。

「医薬部外品」をもう少し詳しく

「医薬部外品」は主に、「予防や衛生」を目的としています。
厚生労働省が認めた効果・効能に有効な成分が、ある一定の濃度で配合されていて、その効果が期待できるということが特徴です。

ちなみに薬用化粧品も化粧品と名前に入っていますが、有効成分の効果・効能を認められたものなので、「医薬部外品」になるんですよ。

「化粧品」をもう少し詳しく

「化粧品」は主に、「外見を美しくしたりすること」を目的としています。
ファンデーションなどメイクに使うものの他に、シャンプーや歯磨きなども「化粧品」に分類されます。

毎日使うことを前提に作られているので、作用が緩和です。
ただし、「医薬品」「医薬部外品」と違って、「有効成分」による効果・効能を認められたものではありません。

見分け方は?

「医薬品」は販売資格が必要なので、ドラックストアなどでも、陳列している「棚」が違うことに気づかれている方も多いかと思います。また、「医薬品」「医薬部外品」には、それぞれパッケージにその旨が記載されています。

さらに医薬部外品には、有効成分の効能効果(例:肌荒れ、皮膚の殺菌、ニキビを防ぐなど)の具体的な内容が書かれているので、見分けるポイントになりますよ。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回は「医薬品・医薬部外品・化粧品」の違いについてお話してきましたが、それぞれに目的があり、ご自身の状況に合わせて選ぶことが大切です。

使用する時には違いをきちんと理解して、自分の目的に合っているものを選んでくださいね。